R's Fragments


アレクセイ オズマンド ミラベル リリアーヌ エレノア フレデリック レイナード カタリナ ザルクト

リリアーヌ・

ジュエル・

ド・ラ・フィエルテ

Liliane Jewel de la Fierte

年齢: 17歳
身長: 168cm
体重: 53kg
性別: 女
種族: 亜人種—耳長族
誕生日: 7/31(獅子座)
好きなもの: 知識を集めること、知略的な遊び全般、勝負に勝つこと
嫌いなもの: 侮られること、勝負に負けること

人物 一つの都市と周辺一帯を領有する大貴族の令嬢。高飛車かつ自信家で、常に他人より上に立っていないと気が済まない性格。耳長族に代々伝わる弓術に加え、地理や歴史の知識に長けている。
学園時代の友人であるオズからの頼みを受け、主に自分の境界者としての実績作りのために彼らの旅に手を貸すことを決めた。
魔源石は緑色で、樹の魔法の力を持つ。

境遇 アルゲントゥム地方南部に領地を持つフィエルテ家に、当代領主の一人娘として生まれる。
恵まれた容姿を持つことで幼い頃から注目を集め、各地の親戚や他家の貴族から多くの縁談が持ち込まれていた。その境遇故に周囲から褒め称えられることが多かったが、 次第にその賞賛の裏に宝飾品や金貨に向けるような欲望を感じ取り始めたことから、自分を所有しようとする男性たち、ひいては貴族社会全体に嫌悪感を抱くようになっていった。

誰かの妻になることも権力に屈することもなく自立して生きるため、フィエルテの領主を継ぐことを望むリリアーヌに、両親は様々な身分の人間が集うウィルトゥス学園で学ぶことを薦めた。
自らの次期領主としての器を証明するために誰よりも上に立たなければならないと考えた彼女は、持ち前の聡明さと努力により、魔法学や地政学など幅広い分野で優秀な成績を収めていった。

16歳の年を迎え、誰から見ても優れた成績を携えて華々しく卒業した彼女だったが、現領主である父はまだ娘が跡継ぎとなることを許さなかった。自分は上に立つ者たり得ると主張するリリアーヌに対し、父が提示したのは 「18歳の誕生日まで平民と同じように働き、平和と幸福のために必要なものとは何かを自分の眼で確かめてくること」という条件だった。
父の言葉に納得はしていなかったものの、必ずその時までに自分を認めさせてみせると決起し、故郷近くの街で境界者として活動を始める。

内面 自分の才能や考えに自信を持ち、歯に衣着せぬ物言いをするはっきりした性格。高飛車で基本的に人を見下しており、群れることを好まないため友達は少ない。
自己評価が高いので他人の評価に依存したりしないが、自分は誰よりも優秀であるはずだと信じているため何においても一番でないと気が済まず、一番になるための努力は惜しまない。 自分より優秀な相手には激しいライバル心を燃やす。

お飾りや所有物のように扱われること、金持ちだからと金銭を要求されることなど、欲望を満たす手段として見られることを非常に嫌う。その頑なな態度から「棘百合姫」「跳ねっ返り令嬢」などと陰口を言われることも多いが、本人は意に介していない。
幼い頃からそうした欲望に晒されてきたため対人関係に辟易しているところがあるが、損得勘定抜きに接してくる相手には心を開くこともある。友人と認めた相手に対しては案外面倒見がいい。

容姿 絹のように滑らかな栗色の髪、琥珀のような金色の眼を持つ美少女。自他共に認める整った顔立ちで、親しみやすさというよりは高貴な風格を感じさせる容貌。
身長が高めな上にヒールの靴を履いており、手足の長さも相まってすらりとした印象を与える。
髪飾りにつけている鳥の羽は趣味で集めたコレクションの一部。

口調 「私に勝負を挑もうなんていい度胸じゃない。恥をかく準備は出来てるのかしら?」
「あら、随分な態度でいらっしゃるのね。一度鏡をご覧になった方がよろしいんじゃなくて?」
「従順なお人形を演じるくらいなら、跳ねっ返りだって笑われる方が余程マシだわ」

関係性

“アレクセイ”
アレクセイ
融通の効かなそうな田舎者。教養にも作法にも欠けるが、無知なりに礼儀を尽くそうとする姿勢は感じられるのでそれほど悪い気はしない。
戦闘力の高さに関しては認めざるを得ないので、何だかんだで旅のお供として頼りにはしている。
常に腹の探り合いと計略に塗れている貴族たちに比べればこういう無骨な奴の方が信用できるかもしれない。
オズマンド
オズマンド
お気楽で単純な田舎者。本来はこういう図々しい奴は相手にしないが、数少ない友達であるカタリナの幼馴染なので仕方なく会話に付き合ってあげているという認識。
奢ってくれとか馬車に乗せてくれとか言ってくるのは鬱陶しいものの、断られても根に持ったりしないところや、裏表なく対等に接してくるところは嫌いじゃない。
素の自分で話せる相手なのは確かだが、外野から仲が良いねと言われようものなら全力で否定する。
ミラベル
ミラベル
純朴な村娘といった感じ。自分を見る度にとてもキラキラした憧れの目を向けてくるので見る目のある娘ね、と思っている。友達と呼んであげてもいい相手。
世間擦れせずに純粋さを保ってほしい気もするけれど、今のままでは悪人にあっさり騙されそうなので色々教えてあげないといけないとも思う。
エレノア
エレノア
なんだか庇護欲をくすぐられる子。妹がいたらこんな感じかもしれないと考えることがある。
年齢相応かそれ以上に幼く見えるのでつい小さい子扱いしてしまうが、生き抜く力の強さは認めている。
別に彼女の生き方を否定するつもりはないが、怒りと復讐だけに人生を費やすのはあまりに勿体ないので、エレノアが暴走した際には止めに入って落ち着かせるようにしている。
フレデリック
フレデリック
平民ではあるものの都会生まれらしい上品な雰囲気があり、あまり性別を感じさせないこともあって接しやすい相手。
彼に対してあからさまな好意を向けたり癒しの力を当てにしてくるような人間に対しても常に穏やかな対応をしているので、不快なら不快と伝えることも大事よ、と言ったら少し困った顔をされた。
レイナード
レイナード
いかにも軽薄そうな男。かなり嫌いなタイプ。
外見や年齢の差で対応を変えないあたり裏表のない人間なのだろうとは思うが、誰彼なしに「お嬢さん」だとか「子猫ちゃん」と呼ぶところ、女性をか弱い生き物として扱ってくるところなど全面的に気に入らない。
間違ってもこいつに助けられる羽目にならないように強くあらなければと思っている。