オズマンド・
ヴィッカーズ
Osmund Vickers
人物
何よりも楽しいことを追い求める、明るく快活な青年。
愛称は「オズ」。自分もあだ名で呼ばれたがる上、人のこともあだ名で呼びたがる癖がある。
街から出て広い世界を冒険するために境界者の資格を取ったため、近場の見回りよりも長距離遠征の仕事を好んで探している。
仕事仲間であり友人のアレクセイが「呪い」を解く方法を探し始めたと知り、そのついでに世界を見て回りたいからと旅に同行することを決めた。
魔源石は碧色で、水の魔法の力を持つ。
境遇
ハイドラルグ地方沿岸部の小さな町ブレストン出身。家族は父・母・3歳下の妹。
小さい頃から海が好きで、父や他の村人たちと一緒に漁船に乗せてもらったりしていた。遠い昔に西の海の向こうに舞い降りた「天啓の舟」の話を聞いてから、いつか海を越えて世界の端まで冒険してみたいと夢見るようになる。
世界中どこにでも行ける職業だからという理由で境界者になることを決め、13歳のとき幼馴染のカタリナと共に境界者の資格課程があるウィルトゥス学園の寮に入った。しかし閉塞的で規則正しい学園生活に馴染むことができず、あまり真面目な生徒ではなかった様子。
試験や指導を嫌がりつつも学ぶこと自体は嫌いではなく、成績は常に中の上から上の下程度を保っていた。卒業後、せっかくなら国中から人が集まる場所に行きたいからとテルミニアの境界者組合に加わり現在に至る。
内面
大雑把でからっとした性格。あまり細かいことは気にしない。
未来のことはその時になってみないと分からないのだから、先のことを考えて思い悩むのは勿体ないと思っている。
人間関係も社会の動きも潮の流れと似たようなもので、あれこれ悩んだところでどうなるものでもないという考え方。ある意味で受動的な性質ともいえる。
今現在を楽しむことを一番大切にしており、常に刺激を求めているところがある。
順応性が高いので、指示内容を言われた通りにこなすことや波風を立てずにやり過ごすことも難なくできてしまうのだが、そうした生き方にはどうしても楽しさを見出せない。
子供のように好奇心旺盛で型破りなことを試したがるが、それでいて常識的な分別も持ち合わせているという不思議なバランス感覚の持ち主。
容姿
顔立ちは至って平凡だが、明るい金髪と碧眼は一際目を引く。顔にはいくらか幼さが残っているのに対して体付きは案外逞しい。
この世界では守護色とよく似た色の眼を「星の眼」と呼び、天から授かった強い幸運の証として尊ぶ習慣がある。
碧い魔力と碧い眼を持つ彼もまた幼い頃から幸運な子として扱われており、そのことが自らの強運に自信を持つ根拠ともなっている。
口調
「同じような毎日なんて退屈だろ。面白いことは自分から探しに行かねーとな!」
「腹減った〜! この街で美味いものっていえば何だっけ?」
「おれには天の星が味方についてるんだ。少しの不運なんてどうってことないぜ!」
関係性